部屋探しは何から始める?初めてでも失敗しない賃貸物件の探し方を完全解説

部屋探し・物件選び

「そろそろ引っ越そう」

そう思って物件サイトを開いたものの、

「家賃はいくらまでにすればいい?」

「どの駅に住めばいい?」

「何を条件にすればいい?」

「初期費用っていくらかかる?」

「内見ではどこを見ればいい?」

……と、分からないことが次々に出てきます。

賃貸の部屋探しは、ただ物件を検索すれば終わりではありません。

予算を決める → エリアを決める → 条件を決める → 物件を比較する → 内見する → 初期費用を確認する

というように、いくつかの段階があります。

この記事では、これから部屋探しを始める人に向けて、物件探しの最初から契約までの流れをまとめて解説します。

「何から始めればいいか分からない」という人は、まずこの記事を上から順番に読んでみてください。

部屋探しはこの順番で進めればOK

まずは全体の流れを把握しておきましょう。

STEP1 家賃の上限を決める

STEP2 住みたいエリアを決める

STEP3 譲れない条件を決める

STEP4 物件を検索する

STEP5 気になる物件を比較する

STEP6 初期費用を確認する

STEP7 内見する

STEP8 申し込み・審査

STEP9 契約・引っ越し

この順番で進めれば、最初から条件を詰め込みすぎて「物件が全然ない……」となることも防ぎやすくなります。


STEP1:まずは家賃の上限を決める

部屋探しで最初に決めたいのが、毎月いくらまで住居費に使えるかです。

ここで注意したいのが、物件情報に表示されている「家賃」だけで考えないこと。

実際には、

  • 家賃
  • 管理費・共益費
  • 駐車場代
  • 月額の保証料
  • その他の月額費用

などが発生する場合があります。

そのため、

「家賃8万円まで」

ではなく、

「家賃+管理費などを含めて月8万円程度まで」

というように考えると、より現実的です。

家賃だけでなく生活費も考える

部屋を借りると、当然ながら家賃以外にもお金がかかります。

例えば、

  • 食費
  • 水道光熱費
  • 通信費
  • 日用品
  • 交通費
  • 保険
  • 趣味・交際費

などです。

「この家賃なら払える」ではなく、家賃を払ったあとも無理なく生活できるかを考えましょう。


STEP2:住みたいエリアを決める

家賃の上限が決まったら、次はエリアです。

ここで最初から「この駅じゃなきゃ嫌」と1駅に絞る必要はありません。

おすすめなのは、まず通勤・通学時間から考えることです。

例えば、

職場まで45分以内
乗り換え1回まで
駅徒歩10分以内

という条件から探せば、候補となる駅が増えます。

同じ通勤時間でも、駅によって家賃相場は大きく異なることがあります。

「住みたい駅」を探すだけではなく、

「どこまでなら通えるか」

という視点を持つと、掘り出し物のエリアを見つけやすくなります。


STEP3:条件は「3段階」に分ける

ここで物件の条件を決めます。

ただし、最初から希望条件を全部入れるのはおすすめしません。

まずは条件を3段階に分けてみましょう。

絶対に譲れない条件

例えば、

  • 家賃
  • 通勤時間
  • バストイレ別
  • 2人入居可
  • ペット可

など。

これだけは満たしたいという条件です。

できれば欲しい条件

例えば、

  • 独立洗面台
  • オートロック
  • 2階以上
  • 宅配ボックス
  • 浴室乾燥機

など。

なくても生活できるけれど、できれば欲しい条件です。

あれば嬉しい条件

例えば、

  • 南向き
  • ウォークインクローゼット
  • 追い焚き
  • 食洗機
  • 広いバルコニー

など。

このように分けておけば、物件が見つからないときに**「どの条件なら妥協できるか」**が分かります。


STEP4:物件を検索する

ここまで決まったら、いよいよ物件検索です。

この段階では、最初から1件に絞らないことが重要です。

同じ条件でも、物件によって、

  • 家賃
  • 管理費
  • 築年数
  • 駅距離
  • 部屋の広さ
  • 建物の構造
  • 設備
  • 初期費用

などが違います。

まずは複数の物件を見て、自分の希望条件だとどのくらいの物件があるのかを把握しましょう。

条件を絞りすぎない

例えば、

「駅徒歩5分以内」

「築10年以内」

「RC造」

「2階以上」

「南向き」

「独立洗面台」

「オートロック」

「宅配ボックス」

と、すべての条件を指定すると、物件数が一気に減ることがあります。

最初は絶対に譲れない条件だけで検索してみるのがおすすめです。


STEP5:物件を比較する

気になる物件が見つかったら、1件だけを見て決めるのではなく、複数の物件を比較してみましょう。

例えば、

物件家賃駅徒歩築年数広さ
A8.5万円5分10年22㎡
B8万円8分15年25㎡
C7.5万円12分5年24㎡

こうして並べると、

「駅徒歩5分に1万円払う価値がある?」

「築年数より広さを優先した方がいい?」

など、自分の優先順位が見えてきます。

物件選びは、条件を全部満たす物件を探すゲームではありません。

限られた予算の中で、何を優先するかを決める作業です。


STEP6:建物の構造を確認する

物件を比較するときに、意外と重要なのが建物の構造です。

代表的なものには、

  • RC造
  • SRC造
  • 重量鉄骨造
  • 軽量鉄骨造
  • 木造

などがあります。

特に防音性を重視する人は、構造を確認しておきたいところです。

ただし、

「RCだから絶対に静か」

「鉄骨だからうるさい」

と単純に判断することはできません。

壁・床・窓・建物の配置・周辺環境などによっても住み心地は変わります。

構造について詳しく知りたい方はこちら

鉄骨造の賃貸はアリ?RC造・木造・ALC・SRC造の違いと選び方


STEP7:RC造と鉄骨造の家賃差を考える

「できればRC造がいいけど、家賃が高い」

という人もいるでしょう。

そんなときは、構造だけではなく家賃差まで考えることが大切です。

例えば、

RC造:月10万円

鉄骨造:月8万円

なら、月2万円の差があります。

年間では24万円。

5年間住めば、単純計算で120万円です。

「RCだから良い」という理由だけで決めるのではなく、

その差額を払ってでもRC造を選びたいのか?

と考えてみると、判断しやすくなります。

RC造と鉄骨造で迷っている方はこちら

RC造と鉄骨造はどっちがいい?月2万円の家賃差で考える選び方


STEP8:家賃以外の費用を確認する

気になる物件が見つかったら、次は初期費用を確認します。

賃貸契約では、家賃以外にもさまざまな費用がかかります。

代表的なのが、

  • 敷金
  • 礼金
  • 仲介手数料
  • 保証会社利用料
  • 火災保険料
  • 鍵交換費用
  • クリーニング費用
  • 24時間サポート費用

などです。

同じ家賃の物件でも、初期費用にはかなり差が出ることがあります。

そのため、

「家賃が安いからお得」

とは限りません。

契約前に、初期費用の総額を確認することが重要です。


STEP9:敷金・礼金を確認する

特に確認したいのが敷金と礼金です。

敷金は、退去時の原状回復費用などに充てられる場合があります。

一方、礼金は基本的に返ってきません。

「礼金なし」の物件もありますが、礼金がないから必ずお得とは限りません。

家賃や管理費、その他の初期費用まで含めて比較しましょう。


STEP10:仲介手数料を確認する

仲介手数料も、物件によって差が出るポイントです。

例えば、家賃8万円で、

仲介手数料1ヶ月分+税

なら、

8万円+消費税8,000円=8万8,000円

となります。

ただし、仲介手数料が無料・半額などの物件もあります。

そのため、気になる物件を見つけたら、契約前に仲介手数料を確認しておくと安心です。

仲介手数料について詳しく知りたい方はこちら

→ 賃貸わんこの「仲介手数料」の記事へ内部リンク

※ここは、現在公開している仲介手数料記事の正確なURLに設定する。


STEP11:保証会社の費用も確認する

最近の賃貸では、保証会社を利用するケースも多くあります。

保証会社を利用する場合、

  • 初回保証料
  • 年間保証料
  • 月額保証料

などが発生することがあります。

物件によって条件が異なるため、契約前に確認しておきましょう。

保証会社についてはこちら


STEP12:内見では写真に写らない部分を見る

物件サイトの写真だけで部屋を決めるのはおすすめしません。

内見では、写真では分からない部分を確認しましょう。

窓を閉めた状態で、外からどのくらい音が聞こえるか確認します。

可能なら、

  • 車の音
  • 電車の音
  • 人の声
  • 隣室や上階からの音

なども確認しましょう。

におい

水回りや玄関、共用部分などのにおいもチェック。

これは写真では分かりません。

日当たり

「南向きだから安心」とは限りません。

目の前に大きな建物があれば、日当たりが悪くなることもあります。

共用部分

部屋だけではなく、

  • ゴミ置き場
  • 駐輪場
  • 廊下
  • エントランス

なども確認しましょう。

建物の管理状態を判断する材料になります。


STEP13:部屋だけでなく周辺環境を見る

内見のときは、できれば物件周辺も歩いてみましょう。

確認したいのは、

  • 駅までの道
  • スーパー
  • コンビニ
  • ドラッグストア
  • 飲食店
  • 大通り
  • 騒音
  • 街灯
  • 周辺の雰囲気

などです。

物件そのものが良くても、毎日の生活で不便なら後悔する可能性があります。

「部屋」ではなく「そこでの生活」を想像することが大切です。


STEP14:申し込み前にもう一度チェックする

「この物件に決めた!」

となっても、申し込み前に最後の確認をしましょう。

最終チェックリスト

  • 家賃+管理費は予算内か
  • 駅まで実際に歩ける距離か
  • 初期費用はいくらか
  • 敷金・礼金はいくらか
  • 仲介手数料はいくらか
  • 保証会社の費用はいくらか
  • 希望する設備があるか
  • 建物の構造は納得できるか
  • 騒音は大丈夫そうか
  • 周辺環境に問題はないか
  • 退去時の費用や条件を確認したか

ここまで確認して、納得できれば申し込みに進みましょう。


部屋探しで一番大切なのは「妥協する順番」

部屋探しでは、ほとんどの場合、すべての希望を叶えることはできません。

だからこそ、

何を妥協するか

を決めておくことが重要です。

例えば、

「駅近は絶対」

「広さはできれば欲しい」

「築年数は妥協できる」

という人なら、

駅近+少し古い物件

を探す。

逆に、

「家にいる時間が長い」

「静かな環境が重要」

という人なら、

駅から少し離れても、建物の構造や周辺環境を優先する

という選択もあります。


「安い物件」ではなく「納得できる物件」を探す

賃貸では、安ければ安いほどいいとは限りません。

家賃を1万円下げるために駅徒歩が10分伸びるなら、その10分を毎日どう感じるでしょうか。

逆に、駅徒歩を5分短くするために毎月1万円多く払うなら、その価値はあるでしょうか。

この答えは人によって違います。

だからこそ、

「安いかどうか」ではなく「自分にとって納得できるか」

で判断することが大切です。


部屋探しで迷ったら、この順番を思い出そう

最後に、この記事の内容をもう一度まとめます。

①予算を決める

家賃+管理費などを含めて、無理なく払える金額を考える。

②エリアを決める

駅名だけではなく、通勤・通学時間から考える。

③譲れない条件を決める

絶対条件・希望条件・あれば嬉しい条件に分ける。

④物件を検索する

最初から条件を絞り込みすぎない。

⑤複数の物件を比較する

家賃・駅距離・広さ・築年数・設備などを比較する。

⑥初期費用を確認する

敷金・礼金・仲介手数料・保証会社などを確認する。

⑦内見する

音・におい・日当たり・共用部分などをチェックする。

⑧周辺環境を見る

駅までの道や買い物環境などを確認する。

⑨申し込む

最後に条件をもう一度確認してから申し込む。


まとめ

部屋探しは、最初から物件を検索するのではなく、

「いくらまで払えるか」

「どこに住むか」

「何を重視するか」

の順番で考えると、かなり探しやすくなります。

そして、物件を選ぶときは、

家賃だけではなく、初期費用・立地・広さ・築年数・構造・設備・周辺環境まで含めて比較すること。

すべての条件を完璧にする必要はありません。

むしろ、

「自分にとって何が一番大切なのか」

を決めて、そこにお金を使うことが、後悔しない部屋探しにつながります。

これから部屋を探す人は、ぜひこの記事をブックマークして、物件探しを始める前にもう一度チェックしてみてください。


賃貸わんこ🐶🐾

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