賃貸物件を探していると、間取りや家賃、駅からの距離などを見て「ここ良さそう!」と思うことがあります。
でも、物件情報や写真だけでは分からないこともたくさんあります。
実際に住み始めてから、
- 思ったより部屋が暗かった
- コンセントが足りなかった
- 洗濯機が置きにくかった
- 外の音がうるさかった
- ゴミ置き場が汚かった
- 駅まで歩いてみたら坂道がきつかった
なんてことになると、簡単には引っ越せません。
そこで重要なのが内見です。
この記事では、賃貸の内見で確認しておきたいポイントを、室内・共用部・周辺環境の3つに分けて紹介します。
単に「見る」だけではなく、実際にそこで生活することを想像しながらチェックするのがポイントです。
賃貸の内見では「部屋以外」も見る
内見というと、部屋の広さや日当たりばかり確認してしまいがちです。
しかし、快適に暮らせるかどうかは部屋だけでは決まりません。
内見では、
- 室内
- 建物の共用部
- 物件から駅までの道や周辺環境
まで確認しましょう。
特に共用部や周辺環境は、写真だけでは分かりにくい部分です。
URも、内見では室内だけでなく、共用部や周辺環境まで確認することを勧めています。
部屋の広さと家具の置きやすさ
「6畳」「25㎡」などの数字だけで部屋の広さを判断するのは危険です。
同じ広さでも、柱や梁、収納の位置によって家具の置きやすさは変わります。
特に一人暮らしなら、
- ベッド
- ソファ
- テレビ
- テーブル
- 冷蔵庫
- 洗濯機
など、自分が使う家具・家電を実際に置けるか考えてみましょう。
おすすめは、現在使っている家具・家電のサイズを事前に測っておくこと。
内見時にメジャーで確認すれば、「入居してから家具が入らない」という失敗を防ぎやすくなります。
「広い部屋」より「使いやすい部屋」
同じ面積でも、家具を置きやすい部屋と置きにくい部屋があります。
部屋に入ったら、
「ここにベッドを置く」
「ここにテレビを置く」
「ここで食事をする」
というように、実際の生活を想像してみましょう。
コンセントの位置と数
意外と見落としやすいのがコンセントです。
入居してから、
「ここにテレビを置きたいのにコンセントがない」
となると、家具の配置を変更したり、延長コードを使ったりする必要があります。
特に確認したいのは、
- ベッド周辺
- テレビを置く場所
- デスク周辺
- キッチン
- 洗面所
- 冷蔵庫置き場
など。
コンセントの位置は、内見時に間取り図へ書き込んでおくと、家具配置を考えるときにも便利です。
日当たりは「方角」だけで判断しない
「南向きだから日当たりが良い」と思っていませんか?
実は、南向きでも目の前に大きな建物があれば、日差しが入りにくいことがあります。
内見では、
- 窓の向き
- 窓の前に建物がないか
- ベランダの前に障害物がないか
- 部屋の中が実際にどのくらい明るいか
を確認しましょう。
また、日当たりは時間帯によって変わります。
可能であれば、自分が家にいる時間帯に近い時間に内見するのもおすすめです。
南向きという条件だけで決めず、実際の部屋の明るさを見ることが大切です。
窓を開けて「音」を確認する
騒音は、住み始めてから気になりやすいポイントです。
内見時には、少し静かにして周囲の音を確認してみましょう。
例えば、
- 車やバイクの音
- 電車の音
- 人の話し声
- 隣の部屋の生活音
- 上階からの音
- 廊下からの音
など。
さらに、窓を閉めた状態と開けた状態の両方で確認するのがおすすめです。
窓を閉めるだけでかなり静かになる物件もあれば、閉めても外の音がかなり聞こえる物件もあります。
音の感じ方には個人差があるので、「静かですよ」という説明だけで判断せず、自分の耳で確認しましょう。
スマホの電波を確認する
スマートフォンを持って内見に行ったら、電波状況も確認しておきましょう。
特に、
- 部屋の中央
- 窓際
- キッチン
- 玄関付近
- トイレや浴室周辺
など、場所を変えて確認すると安心です。
建物の構造や周囲の建物によって、室内でも電波状況が変わる場合があります。
普段から自宅でスマホを使って仕事をしたり、動画を見たりする人にとっては、意外と重要なポイントです。
水回りの状態を確認する
キッチン、浴室、洗面所、トイレなども忘れずに確認しましょう。
チェックしたいのは、
- 汚れ
- カビ
- 排水口のにおい
- 水漏れの跡
- 蛇口の状態
- 水圧
- 浴室乾燥機などの設備
などです。
内見時に水を出せる場合は、水圧も確認してみましょう。
また、気になる汚れや設備の不具合があった場合は、入居前に修理・クリーニングしてもらえるのかを不動産会社に確認しておくことが大切です。
洗濯機置き場はサイズまで確認
洗濯機置き場も要注意です。
特にドラム式洗濯機を使っている人は、単純に「洗濯機置き場があるから大丈夫」と考えないほうがいいでしょう。
確認したいのは、
- 防水パンのサイズ
- 洗濯機置き場の幅
- 奥行き
- 蛇口の位置
- 洗濯機置き場までの搬入経路
です。
洗濯機本体が置けても、玄関や廊下を通れなければ意味がありません。
家具・家電のサイズだけでなく、そこまで運べるかまで考えるのがポイントです。
収納は「数」より「使いやすさ」
「クローゼットがあるから大丈夫」と思っても、実際には収納量が足りないことがあります。
確認したいのは、
- 奥行き
- 高さ
- 幅
- ハンガーパイプの有無
- 棚の位置
- 扉の開き方
など。
自分の洋服や荷物を入れたときに足りるか想像してみましょう。
収納が足りないと、収納家具を追加することになります。
その結果、せっかく広い部屋を選んだのに収納家具でスペースが狭くなることもあります。
ベランダは「洗濯物を干す場所」として見る
ベランダは景色だけ確認して終わりにしないようにしましょう。
一人暮らしなら、
「ここで洗濯物を干せるか?」
という視点が重要です。
例えば、
- ベランダの広さ
- 物干し竿を設置できるか
- 隣の建物との距離
- 洗濯物が外から見えないか
- 道路からの視線
- 排気ガスや周辺のにおい
などを確認します。
特に大きな道路が近い場合は、交通量や周辺のにおいもチェックしておきたいところです。
壁・床・天井の傷や汚れを確認
入居前からある傷や汚れは、写真に残しておくと安心です。
例えば、
- 壁紙の傷
- フローリングの傷
- ドアの傷
- 床のへこみ
- 水回りの汚れ
- カビ
など。
特に目立つものがあれば、写真を撮っておき、不動産会社に確認しておきましょう。
入居前から存在していた傷なのか、入居後についた傷なのかが分かるようにしておくことが大切です。
部屋を見終わったら「共用部」を見る
ここからが意外と重要です。
内見では部屋だけ見て帰ってしまう人も多いですが、共用部を見ると、その物件の管理状態や住民のマナーが分かることがあります。
ゴミ置き場を見る
個人的に、内見でぜひ見ておきたい場所の一つです。
確認したいのは、
- ゴミが散乱していないか
- 分別されているか
- 収集日以外のゴミがないか
- ゴミ置き場が清掃されているか
など。
ゴミ置き場が荒れている場合、住民のマナーや管理状況を考えるきっかけになります。
廊下・階段・エレベーターを見る
共用部も意外と重要です。
例えば、
- 廊下に私物が置かれていないか
- ゴミが落ちていないか
- 照明が切れていないか
- エレベーターが汚れていないか
- 階段がきちんと清掃されているか
など。
共用部がきれいに管理されているかどうかは、物件選びの判断材料になります。
エレベーターは「ある・ない」だけではない
エレベーターがある物件でも、
「何基あるか」
は確認しておきたいところです。
特に大きなマンションでエレベーターが1基しかない場合、朝の通勤時間帯などに待ち時間が発生する可能性があります。
毎日のことなので、気になる人はエレベーターの台数や位置も確認しておきましょう。
掲示板をチェックする
エントランスなどに掲示板があれば、一度見てみましょう。
例えば、
「騒音に関する苦情が発生しています」
「廊下に私物を置かないでください」
など、具体的な注意書きが掲示されている場合があります。
もちろん、掲示があるからといって必ず問題物件というわけではありません。
ただ、どんな注意がされているのかを見ることで、その物件で起きている問題を知るヒントになります。
最後に「駅から物件まで」を歩いてみる
これもかなり大切です。
物件情報に、
「駅徒歩10分」
と書いてあっても、それだけでは実際の生活は分かりません。
駅から物件まで歩いて、
- 坂道はあるか
- 歩道はあるか
- 交通量は多いか
- 信号は多いか
- 街灯はあるか
- 人通りはあるか
- コンビニはあるか
- スーパーはあるか
などを確認してみましょう。
駅からの距離表示は一定の基準で算出された「目安」であり、実際の道の歩きやすさや安全性とは別です。
特に一人暮らしで帰宅時間が遅い人は、昼間だけでなく夜の周辺環境も確認できると安心です。
内見に持っていくと便利なもの
内見のために、最低限これくらいは準備しておくと便利です。
スマートフォン
写真撮影、メモ、電波確認などに使えます。
メジャー
家具・家電が置けるか確認するために必須級です。
現在の家具・家電のサイズ
ベッド、冷蔵庫、洗濯機、ソファなど、大型家具・家電のサイズを事前に測っておきましょう。
間取り図
コンセントの位置や寸法などを書き込んでおくと、帰宅後に比較しやすくなります。
内見で特に重要なのは「生活を想像すること」
内見では、ただ部屋を眺めるだけではもったいありません。
例えば部屋に入ったら、
「朝起きて、ここからキッチンへ行く」
「仕事から帰ってきて、ここに荷物を置く」
「洗濯して、ここからベランダまで運ぶ」
「夜にテレビを見る」
というように、実際の生活を想像してみましょう。
すると、間取り図だけでは気づかなかった不便なポイントが見えてきます。
内見で最低限チェックしたい10項目
時間がなくて全部確認できない場合は、まずこの10項目をチェックしておきましょう。
- 家具・家電が置けるか
- コンセントの位置・数
- 日当たり
- 騒音
- スマホの電波
- 水回りの状態
- 洗濯機置き場のサイズ
- 収納の大きさ
- 共用部・ゴミ置き場の状態
- 駅から物件までの道
この10個だけでも、写真や間取り図だけでは分からない情報をかなり集められます。
まとめ|内見は「住んだ後」を想像して見る
賃貸物件の内見で大切なのは、部屋を見て「きれい」「広い」と判断することだけではありません。
実際にそこで生活したらどうなるか?
という視点で見ることが重要です。
特に確認したいのは、
- 室内の使いやすさ
- 家具・家電の配置
- 日当たり
- 騒音
- 電波
- 水回り
- 共用部
- ゴミ置き場
- 周辺環境
- 駅までの道
です。
物件探しでは、家賃や間取りなどの数字だけで比較しがちですが、実際の暮らしやすさは内見してみないと分からない部分も多くあります。
気になる物件が見つかったら、ぜひ「自分がここで生活している姿」を想像しながら内見してみてください。
後悔しない部屋探しは、内見でどこを見るかから始まります。
賃貸わんこ🐶🐾|家探しのコツ
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